注文住宅建てたら火災保険に加入!

一戸建て住宅にとって最も気になる火災保険の対象とは。

火災保険の対象

どんなケースに保険金がおりる?

この保険の対象になる災害はなにか、加入するなら最低限それくらいは知って おかなければならないと思います。 火事ということは誰でも分かるでしょうが、火災保険ではそれ以外の災害でも 補償されることもあるので覚えておきましょう。 意外かもしれませんが火災保険では落雷によって家屋が損傷した場合も補償され、 めったにないかもしれませんが「昨夜家に落雷があってさ、家族みんながドリフ みたいな髪形になっちゃって大変だったよ」という家庭にも保険金が支払われます。 雷保険という名のものがないことに不満を抱いていた人もいるでしょうが、その 理由は火災保険が落雷による被害もカバーしているからなのです。 火事の場合は自分で放火したなら保険金はもらえませんが、落雷なら故意に被害を 被ることもできないのでほぼ間違いなく保障の対象になります。 火災保険の対象になるケースの基本は火災と落雷、破裂と爆発となっており、 後ろのふたつはちょっとわかりにくいしレアケースかもしれません。 破裂でありそうなのはガス爆発で爆発はよっぽと遭遇することもないと思われます。 この手の保険で補償が得られるのは自分に過失がないこと、故意ではないことが 条件になっています。

保険がきかない火災もあります

他にも戦争などの被害だと対象外になります。 なので戦時中でもない平和な日常の中で過失もなく故意でもない爆発が発生する ことは稀であり、保険の対象になることもほとんどないのです。 マンガですとお料理の苦手なキャラクターがキッチンで大爆発を起すシーンが たまに目撃されますが、ノンフィクションの世界ではそんな事件起こりません。 仮にあったとしても調理をする人に過失が認められれば対象外になるので、 自己負担で新たなシステムキッチンや冷蔵庫を購入するだけです。 この過失というのもかなり重要なことで、住民の不注意で発生した火災やわざと 住宅に放火したケースは保険金を受け取ることができません。 放火魔の犯行で自宅が被害にあったのならセーフですが、自分が放火犯ならアウト で保険金を受け取ろうとしたら捕まってしまうでしょう。 また火事が発生しそうな状況を自ら整えていても過失ありと判断されてしまいます。 例えば夏に花火をやろうと皆で計画を立てて熱心に準備を進めていたのに当日 はあいにくの雨、昂ぶった気持ちを鎮める策を探してみた。 その結果リビングの照明を消してソファに座って花火をやることになったけど、 ロケット花火の火がカーテンに燃え移って家が全焼する大惨事に、といった場合は 火災保険に入っていても保険金は受け取ることができないでしょう。 花火ではなくキッチンでバーベキューをしていたことが原因で火事になっても同じ ことで、わざとではないと言い訳をしたって恐らく補償は受けられません。 友人達とワイワイやるイベントでないシチュエーションだと、石油ストーブの そばに大量の火薬やガソリンの入ったバケツを置いておいたら引火して大爆発を 引き起こしたなんてケースや、ガレージに保管しておいたガソリンや灯油の存在 を忘れて中でうっかり焼きイモを調理しようと落ち葉に火をつけて焚き火をしたら 耳をつんざく轟音とともに、ガレージと隣接する住宅が吹っ飛んで半壊した、 なんてケースも過失ありとされて保険金はもらえません。 いくら火災保険に入っていても火事を誘発するような行動をしたのなら、保険会社 が面倒を見てくれるとは限らないのです。 不慮の事故に備えての保険ですしなんでもかんでも保険金を支払っていたらそれを 悪用する詐欺師も暗躍しますし、こうした制限のようなものは必要なのでしょう。 なので高価な専用の設備を備えた注文住宅を手に入れたからと「火災保険にも 入ったよ、これで安心して屋内でキャンプファイヤーができるね」と親友を 集めてリンボーダンスに興じるのはやめましょう。 保険がきかない火災もあることを理解してある程度は自制してください。

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